【実例付】アンティーク家具で作るおしゃれなアンティーク部屋
アンティーク家具を手に入れたけどどのように組み合わせていいかわからない、アンティーク風な部屋には憧れるけどハードルが高いといった方に。アンティーク調雑貨を使用したり、インテリアを考える上で重要なカラーコーディネートのコツやポイントを中心にアンティークインテリアに関して解説していきます。アンティークインテリアになかなか手が出せない、憧れだけはあるんだけどどこから手をつけて良いかわからないと言った方にもぜひ参考にして下さい。
アンティークインテリア(家具)とは?
アンティーク家具は、通常、特定の時代や様式で作られた古い家具を指します。一般的には、100年以上前のものがアンティークと見なされますが、時代や地域によっては、50年以上前のものもアンティークとされることがあります。
アンティーク家具は、手作りであり、高品質な材料や職人技術が使われていることが一般的です。これらの家具は、過去の時代の様式やデザインを反映しており、歴史的な価値や芸術的な価値があると見なされることがあります。
アンティーク家具は、さまざまな様式や時代にわたって存在し、例えばルネサンス、バロック、ロココ、ルイ16世様式、ヴィクトリア朝など、さまざまな時代や様式があります。また、異なる地域や国の伝統的なデザインも見られます。
コレクターやアンティーク愛好者にとって、アンティーク家具は歴史的な興味を引き起こし、美的な価値や希少性から価値がつくことがあります。アンティーク家具の取り扱いや保管には注意が必要であり、専門家のアドバイスを得ることが重要です。
アンティークインテリア(家具)の特徴
アンティークインテリアは、古い時代の家具や装飾品を使用して、特定の時代や様式を再現するインテリアデザインスタイルです。以下は、アンティークインテリア(家具)の一般的な特徴です:
アンティークインテリアは、特定の歴史的な時代や様式に基づいています。例えば、ルネサンス、バロック、ルイ16世様式、ヴィクトリア朝時代など、特定の時代のデザインや様式を再現することが一般的です。
古い時代の家具や装飾品は、主に手作業で作られていました。アンティークインテリアでは、これらの手作業の工芸品や伝統的な技術が尊重され、再現されることがあります。
古い時代の家具は一般的に木材で作られており、アンティークインテリアもこれに従います。様々な種類の木材が使用され、その木目や彫刻が特徴的です。
アンティークインテリアの家具は、しばしば細かな彫刻や装飾で飾られています。これらのディテールは、当時の手工芸の精巧さを反映しています。
アンティーク家具は、複雑で美しいデザインが特徴的です。曲線や対称性が強調され、家具全体が統一感を持っています。
古い時代の家具は、通常、暗い木目の色合いや特定の仕上げで仕上げられています。アンティークインテリアでは、このような色や仕上げが再現され、時代特有の雰囲気を作り出します。
家具だけでなく、アンティーク雑貨や装飾品もアンティークインテリアに取り入れられます。時代に特有のアートや飾り物が使われ、統一感を生み出します。
アンティークインテリアは、歴史的な価値や独自の魅力を持つため、そのデザインや素材の選択には注意が払われています。
上質な風合い
古い時代の家具や装飾品は、一般に手作業で作られ、職人技術が使用されています。これにより、高い品質と精緻な仕上げが実現されました。
アンティーク家具は通常、高品質の木材や素材が使用されており、適切なケアがされていれば長寿命であることがあります。これにより、世代を超えて持続する上質なアイテムとなります。
アンティークインテリアは、その時代や様式に独自のデザインを持っています。これらのデザインは時折複雑でありながらも、独特の美しさと上質さを表現しています。
アンティークは歴史的な価値を持っており、特定の時代や文化を反映しています。この歴史的な背景は、アイテムに独自の価値を与え、上質さを強調します。
気品がある
アンティークインテリアは一般的に気品があり、高貴で優雅な雰囲気を持っています。これは、アンティーク家具や装飾品が歴史的な価値や独自のデザインを備えており、時代を超えて美しさと洗練されたスタイルを保っているからです。以下は、アンティークインテリアが気品を感じさせる理由のいくつかです:
アンティークアイテムは通常、特定の歴史的な時代や文化を反映しています。これにより、そのアイテムには歴史的な重みや価値があり、気品を感じさせます。
古い時代の家具や装飾品は手作業で制作され、細部にわたる精巧な彫刻や装飾が施されています。これらの手工芸は、品位と気品を高めます。
アンティークインテリアでは、一般的に高品質な木材や素材が使用されています。これらの素材は耐久性があり、上質な外観を持っています。
アンティーク家具や装飾品は、その時代や様式に独自のデザインを持っています。これにより、一般的な家具やインテリアとは異なる独自性があり、気品を醸し出します。
アンティークインテリアの魅力は、それを適切に配置し、他の要素と調和させることにもあります。熟練したデザインや配置により、気品がより引き立ちます。
はやりすたりがない
アンティークインテリアは一般的にはやりすたりが少ないと言えます。なぜなら、アンティーク家具や装飾品は歴史的な価値や独自のデザインを持っており、時代を超えて普遍的な魅力を持っているためです。
アンティークインテリアは、個々のアイテムが独自の歴史や特徴を持っているため、他の家具や装飾品と組み合わせても独自の雰囲気を醸し出します。個別性を重視することで、流行に左右されずに永く楽しむことができます。
アンティーク家具や装飾品は、クラシックで優雅なデザインが多いです。これらのデザインは時代を超えて普遍的な美しさを持っており、古典的なスタイルは流行に影響されにくい特長です。
アンティークアイテムは通常、高品質な素材で作られています。これにより、耐久性があり、良い状態を保ちやすいです。質の高い素材は、流行が変わっても価値が保たれる要素となります。
アンティークアイテムは、他のインテリアと組み合わせる際にも注意が必要です。適切な配置と組み合わせにより、アンティークアイテムが際立ち、インテリア全体に統一感が生まれます。
ただし、アンティークインテリアがどれだけ流行に左右されないかは、そのデザインや素材によります。一部のアンティークデザインは永続的に魅力的であると考えられますが、他のアイテムは時代のトレンドに影響されやすいこともあります。
フレンチ・イギリスなどさまざまなテイストがある
アンティークインテリアにはさまざまなテイストやスタイルがあり、それらは異なる地域や時代の文化的影響を反映しています。
フランスは歴史的に豊かな美術とデザインの伝統があり、フレンチアンティークはその影響を受けたスタイルです。特にルイ16世様式やルネサンス様式などが代表的で、繊細な彫刻や優雅な曲線が特徴です。
イギリスのアンティークには様々なスタイルがあります。例えば、ジョージアン時代やヴィクトリア朝時代の家具や装飾品は、クラシックで堂々としたデザインが特徴です。また、エリザベス朝様式やジェイコブean様式なども異なる時代やスタイルを反映しています。
イタリアンアンティーク
イタリアは美術とデザインの歴史が深く、イタリアンアンティークは豊かな彫刻や装飾、優雅なデザインが特徴的です。ルネサンス様式やバロック様式などが代表的です。
アジアンアンティーク
アジアの様々な文化も独自のアンティークアイテムを生み出しています。中国や日本のアンティークは、伝統的な木工や陶芸、彫刻などが見られます。
これらの異なるアンティークスタイルは、その起源や文化的背景に基づいており、それぞれが独自の魅力と特色を持っています。アンティークインテリアを選ぶ際には、これらの異なるスタイルやテイストを理解し、自分の好みに合ったものを選ぶと良いでしょう。
アンティークインテリアをつくる3つのポイント
アンティークインテリアは、スタイルやポイントを押さえれば実現することができます。本物のアンティーク家具を購入しなくても、スタイルに合わせたカラーやイメージを取り入れるだけでおしゃれなアンティークの雰囲気のある部屋に仕上がるはずです。
スタイルを決める
お部屋のインテリアスタイルを決めることが、部屋の雰囲気づくりにおいて重要です。アンティークはフレンチやイギリスなどいくつかの種類に分かれます。それぞれの特徴や雰囲気を取り入れて、皆さんの好みのスタイルを選びましょう。
壁や床にこだわる
柄の入ったクロスを使用したり、床にラグや絨毯を敷いたりするとアンティークな雰囲気をつくれます。それぞれのスタイルによって、壁や床のカラーや柄が異なるので統一感を持たせるのが重要です。
クロスは壁一面にアクセントとして取り入れる使い方でも、アンティークな雰囲気に仕上がります。床に敷くラグや絨毯は、カラーや柄のバリエーションが豊富です。そのため、ご自身独自の組み合わせができます。
家具を取り入れる
家具や小物を部屋に置くと目をひくため、簡単にイメージを変えられます。
特にソファーは存在感のあるアイテム。アンティークのソファーを設置するだけで、グッとアンティークな部屋に近づきます。大きな家具を用意できなかったり、置くのに抵抗があったりする場合は、アンティークの鏡やスタンドライト、シャンデリアなどを取り入れると良いでしょう。
フレンチアンティークをつくるポイント
フレンチスタイルの特徴は、フェミニンで端整なフォルムと優しいトーンの色合いです。基本のカラーは、ホワイトやキナリ。そこへグレイッシュ系やライトベージュなどのカラーを使い、2色でまとめるのがポイントです。
使い込まれたアンティーク家具をインテリアの中心にすると、より雰囲気が出るでしょう。おすすめのアイテムは、ロマンティックなシャンデリアや猫脚の家具です。
素材はウッドやアイアン
アンティークインテリアでは、様々な素材が使われていますが、ウッド(木材)やアイアン(鉄)は非常に一般的な素材です。これらの素材は歴史的なアンティーク家具や装飾品に広く使用され、その特徴的な外観や質感が魅力的です。
木材はアンティーク家具や装飾品の主要な素材の一つです。異なる種類の木材が使用され、その木目や色合いがデザインに特徴を与えています。一般的な木材にはオーク、マホガニー、チェリー、ウォルナットなどがあります。
アイアンはアンティークの照明器具や家具、装飾品などで使われることがあります。アイアンはしばしば彫刻や鍛造に使われ、その重厚感や独特のデザインがアンティークの特徴となっています。
これに加えて、アンティークインテリアでは真鍮、ガラス、陶磁器、革が使用されます。これらがアンティークアイテムのデザインや機能によって組み合わせられ、その結果、個々のアンティーク家具や装飾品に特有の魅力が生まれます。
配色は白を基調にスモーキーカラー
アンティークインテリアの配色には様々なバリエーションがありますが、白を基調にスモーキーカラーを組み合わせるスタイルも一般的です。これは、清潔感や優雅さを演出し、アンティーク家具や装飾品の特徴を引き立てる効果があります。
白は清潔感があり、広々とした空間を演出するのに適しています。アンティーク家具や装飾品が白い背景に映え、その特徴が際立ちます。白はクラシックな雰囲気を持っており、アンティークスタイルと相性が良いです。また、白い空間はアンティーク家具や彫刻などのディテールを強調します。
スモーキーカラー(灰色や深みのある色合い)は、空間に優雅で深みを与えます。アンティーク家具やアートがより豊かに映え、暖かみを与えます。スモーキーカラーは、硬さを和らげ、柔らかな雰囲気を生み出します。これにより、アンティークアイテムが調和して調った雰囲気を作り出すことができます。
白とスモーキーカラーを組み合わせることで、洗練された、上品で時間を超えた雰囲気を持ったアンティークインテリアが実現できます。
モールディングの腰壁やティンタイル
モールディングの腰壁やティンタイルは、アンティーク調のインテリアデザインによく使用される要素です。これらの要素は、空間にエレガントでクラシックな雰囲気を加え、アンティークスタイルの家具や装飾品と相性が良いとされています。
モールディングの腰壁は通常、壁を上下で分割し、下部をパネルで覆うデザインです。これにより、壁に奥行きとディテールが加わり、クラシックで格式高い雰囲気を醸し出します。素材はウッドやMDF(中密度繊維板)などの素材が使用され、ペイントやステインで仕上げられることがあります。パネリングのデザインや高さ、モールディングの種類などによって、異なるスタイルを演出することができます。
ティンタイルは、壁面や天井に使われる飾りタイルで、模様やデザインが施されています。これにより、部屋に独特のアクセントが加わります。素材は通常はセラミックやプラスターなどの素材でできており、手描きや焼成技法で模様が描かれています。
ティンタイルのデザインは多様で、各時代や文化に特有のものがあります。これにより、特定のスタイルや時代を再現することができます。
イギリスアンティークをつくるポイント
英国スタイルの特徴は、クラシカルで重厚感のある無垢材の家具を中心としたインテリアです。基本のカラーは、ダークブラウン。部屋づくりのポイントは、マホガニーやオークの無垢材を使用したダークブラウンのアンティーク家具を取り入れることです。
壁紙やファブリックに花柄や鳥柄といった自然をモチーフにしたデザインを組み合わせるとより素敵な部屋に仕上がります。おすすめのアイテムは、チェストやサイドテーブルです。小ぶりなサイズなので取り入れやすいでしょう。
素材はウッド、レザー、大理石
イギリスアンティークは、一般的にウッド(木材)、レザー、そして大理石が多く使用されています。これらの素材は、イギリスの異なる時代や様式のアンティーク家具や装飾品に共通して見られる特徴的な要素です。
イギリスアンティークの家具や装飾品にはさまざまな木材が使用されています。オーク、マホガニー、チェリー、ウォルナットなどが一般的です。
ウッドは豊かな木目や色合いを持ち、手彫りや細かなディテールが施されることがあります。これにより、家具に重厚感と独自性が加わります。
レザーは椅子やソファなどの座面や背もたれによく使用されます。クラシックなデザインや快適な質感が特徴的です。ブラウンやバーガンディなどの深みのある色合いが一般的で、アンティークな雰囲気を醸し出します。
大理石はテーブルの天板や装飾的な要素として使用されます。特に古典的で格式高いデザインにおいて、大理石は豪華さを演出します。白やクリーム色の大理石がよく見られますが、様々な色合いが存在します。
これらの素材は、イギリスアンティークの家具や装飾品に特有の雰囲気を与えています。また、これらの素材は時代や様式によっても異なり、例えばジョージアン時代やヴィクトリア朝時代などにおいてそれぞれ異なる特徴が現れます。個々のアンティークアイテムにおいて、これらの素材がどのように使われているかを見ることで、その時代やスタイルを理解しやすくなります。
配色はダークブラウンを基調にブルーやグリーン
イギリスアンティークのインテリアデザインでは、一般的にダークブラウンを基調とし、その上にブルーやグリーンなどの深い色合いをアクセントとして使うことがあります。この配色はクラシックで格式高い雰囲気を生み出し、イギリスアンティークの特有のスタイルにマッチします。
ダークブラウンは重厚で豪華な雰囲気をもたらします。これにより、イギリスアンティークの家具や装飾品がより際立ちます。また、暖色系のダークブラウンは部屋に温かみを与え、くつろぎやすい雰囲気を作り出します。
ブルーとグリーンはクールで上品な印象を与え、ダークブラウンと組み合わせることで品位あるバランスを生み出します。ダークな青や緑は、クラシックな雰囲気に合わせるのに適しています。これらの色合いはアクセントとして使用され、空間に深みを加えます。
このような色の組み合わせは、イギリスアンティークの家具や装飾品と調和し、クラシックで落ち着いた雰囲気を作り出します。ただし、個々の好みや特定の時代を再現する目的によって、配色は変化することがあります。選んだ色が空間全体で調和し、バランスがとれるようにすると良いでしょう。
壁紙は花柄やダマスク柄
イギリスアンティークのインテリアデザインにおいて、壁紙に花柄やダマスク柄を使用することが一般的です。これらの柄はクラシックで格式高い雰囲気を演出し、イギリスアンティークのスタイルに合ったエレガンスをもたらします。
花柄の壁紙は、小花柄や大きな花の模様が描かれていることがあります。これらの柄は柔らかで優雅な雰囲気を醸し出し、部屋に自然な温かみをもたらします。 主にリビングルーム、ダイニングルーム、寝室などに使われることがあります。
ダマスク柄は緻密な模様や装飾が特徴で、高級感と格式を与えます。一般的には、シンメトリーなデザインが印象的です。ダマスク柄は一般的にリビングルームやダイニングルーム、エントランスなど、格式を重視する部屋で使用されます。
これらの壁紙は、イギリスアンティークのスタイルに特有のクラシックで優雅な雰囲気を強調するのに適しています。柔らかな色合いや、深みのあるブルー、グリーン、レッドといった色調もよく用いられます。ただし、柄や色の選択においては、他の要素との調和やバランスを考慮することが重要です。また、アクセントクロスや一部の壁にのみ使用するなど、全体を覆わない使い方も一般的です。
アンティークインテリアで失敗しないためのコツ
こちらの項目ではアンティークインテリアで失敗しないためのコツを解説していきます。
色を入れ過ぎない
インテリアの色合いがバラバラになってしまうと、せっかくのアンティークならではの上品さが半減してしまいます。色数が多いと、どことなく生活感が出てしまうので、よりデザイン性を高く見せるには大体3色以内にまとめるのが基本。部屋全体のベースカラー・家具のメインカラー・差し色のアクセントカラーの3つで考えていくと、すっきりセンスよく見えます。
異なるテイストを入れ過ぎない
アンティーク系の家具などはそろえるのが大変ですが、ある程度はテーマを決めてアイテムを取り入れたほうが、まとまりがあってハイセンスな印象になります。例えばフレンチとイギリスのアンティークインテリアをミックスするのであれば、そのなかでもカントリー調に合わせるなど、なるべく似たスタイルにしていくのがおすすめです。
アンティークインテリアの事例をご紹介
こちらの項目ではアンティーク家具を使用したインテリアの事例を紹介していきます。
マホガニー本来の風合いを生かした家具のインテリア
当社が得意とするマホガニー材と大理石を使用したイギリスアンティークをイメージしたお客様の事例です。ご希望のサイズ、カラー、ファブリックでオーダー家具を製作させていただきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。アンティークインテリアは家具や小物を意識するだけでイメージをぐっと近づける事ができます。
当社ではアンティークリプロダクトの家具をオーダーメイドで製作する事ができます。
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