椅子の対荷重はオーバーしても大丈夫!?
皆さんが日常よく使う椅子には重さ制限があるのはご存じでしょうか。こちらの記事では椅子の耐荷重に関して解説していきます。
対荷重とは?
「対荷重」は、一般的には構造物や材料がどれだけの荷重や負荷に対して耐えられるかという性能を指します。これは主に建築や工学の文脈で使われる用語で、構造物や材料が外部からかかる力や負荷に対してどれだけ強度や安定性を持っているかを示す指標です。
建築物の場合、対荷重性能は建物の安全性や構造の持続性に影響を与えます。これは地震、風、雪、人々の重さなど、さまざまな要因に対して建物がどれだけ頑丈であるかを示すものです。また、材料の強度や剛性などもその材料がどれだけの荷重に耐えられるかを表す指標となります。
対荷重性能を確保することは、構造物や材料の安全性や信頼性を確保するために非常に重要です。建築基準や設計基準は、構造物が特定の荷重に対して適切に設計され、建設されることを保証するために策定されています。
また、物や部材が「何kg(何t)耐えられるか」を示した値のことも意味しています。。建築などでは、外から加わった力のことを荷重といいます。耐荷重は、床だけでなく、机や椅子など身近な物にも設定されています。椅子は、普段から座って使うので、耐荷重を設定しないと危ないので設定されています。(1つの椅子に2人で乗ったり、重量超過する危険がある)。逆に物を載せることを想定していない場合は「物を載せないでください!」と書いてあるでしょう。耐荷重は、「部材がどのくらいの荷重まで耐えられるか」示した値です。よって、耐荷重を計算するには、部材の断面(大きさ)、材料の種類、部材の長さが関係します。
椅子の耐荷重
椅子の耐荷重は、「座る人の体重」と考えてよいでしょう。耐荷重70kgの椅子に、体重75kgの方は座ってはいけないと考えて。前述したように、壊れる可能性があります。椅子に座ると、両足が地面や床に付きます。足の僅か重量は、両足から地面に伝わりますが、「ほとんどの体重は椅子が」支えます。よって、椅子の耐荷重=座る人の体重です。また、椅子の耐荷重より体重が少なくても、座り方に注意しましょう。衝撃を掛けて体重をかけて座ったり、椅子の上に立つなど「衝撃のかかる座り方、荷重の偏り」は考慮されていません。体重60kgの人でも、衝撃を与えて座ると100kgに近い体重になるかもしれません。あまり衝撃をかけない座り方をおすすめします。
対荷重はオーバーしても大丈夫?
例えば耐荷重50kgの椅子があります。椅子には「耐荷重50kg」と明記してありますが、実際の耐荷重は55kgや60kgのように「余裕」を持たせています。もし、耐荷重50kgの椅子に、51kgの人が座って壊れたらどう思いますか。1%荷重が増えただけで壊れるのは、あまりにもギリギリ過ぎますね。
表示されている耐荷重に対して、「どのくらい余裕があるか(実際の耐荷重)」はメーカーの設計によるでしょう。余裕を増やし過ぎるとコストも増えます。メーカーは、コストと安全性のバランスを考えて耐荷重を決めています。結論からいうと、耐荷重をオーバーすると「壊れる可能性がある」と考えてください。実は耐荷重をオーバーしたからといって「直ちに壊れる」とは限りません。
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まとめ
椅子の耐荷重について説明させていただきましたが皆様のライフスタイルに合った品物をお選びいただくためのキッカケになればと思います!