新築のインテリアの決め方にはコツがある!内装で悩んだ人必見の選び方を解説
戸建てやマンションなど新築の住宅に引越しする際にインテリアについて何から決めていけばいいのか迷いますよね。今回はこれから新しく家を購入される方のためにそのコツについて解説していこうと思います。
コンセプトを決める
自分の好みやライフスタイルを把握することでどのようなインテリアにしたいのかを決めたり、家族構成やライフスタイルを考慮し、日常生活でどのような機能や空間が必要かを把握します。そのためには以下の2点について考えていきましょう
好きなスタイルを決める
モダン、クラシック、ヴィンテージ、北欧風、ナチュラルなど、自分の好みやライフスタイルに合ったテーマを決めます。自分がどのスタイルが好きなのかを明確にします。
それによってどのジャンルの家具、住宅メーカーを選ぶべきかが明確になることでしょう。
カラースキーム
ベースとなる色を決め、アクセントカラーを選びます。全体のバランスを考慮しながら、統一感を持たせることが重要です。· 壁や床、天井など、大きな面積を占める部分の色を決めます。一般的に、ベースカラーはニュートラルな色(白、グレー、ベージュなど)が使われます。アクセントカラーはベースカラーに対して、少し目立つ色をアクセントとして選びます。アクセントクロスやクッションやカーテン、小物などに使うと効果的です。
当社ではお客様のお好みのカラーで家具を製作する事ができます。
レイアウトを考える
新築のインテリアレイアウトを考える際のコツをまとめました。これらのポイントを押さえて、機能的かつ美しい空間を作り上げましょう。
家全体のプランニング
全体像を把握する為、家全体の間取り図を用意し、各部屋の用途と役割を明確にします。ゾーニングを行い、共通のエリア(リビング、キッチン、ダイニングなど)とプライベートエリア(寝室、子供部屋、書斎など)を区別します。動線を考えるも重要です。家の中で人が移動する際の動線をスムーズにすることが重要です。頻繁に使う道筋には障害物を置かないようにしましょう。
各部屋のレイアウト
各部屋のレイアウトを決めることでインテリアの美しさ、機能性など事前に計画的に進めることができます。お部屋の各箇所について記します。
リビングルーム
テレビや空調器具、窓の外の風景など、部屋の焦点を決め、それに合わせて家具を配置します。
ソファやセンターテーブルの配置を決める際は、くつろいだり、会話がしやすいように配置します。コーナーにはスタンドライトなどの照明器具や観葉植物を置いて、空間を活かします。
キッチン
シンク、コンロ、冷蔵庫の間の動線を短く保つ「作業三角形」を意識し、使いやすい収納スペースを確保し、頻繁に使う道具や食材は手の届く場所に配置します。
ダイニングルーム
部屋のサイズに合わせたテーブルを選び、椅子の周りの壁や他の家具には適度な動線を確保する為に適度なスペースを確保します。
ダイニングテーブルの上にはシャンデリアやペンダントライトを配置することでエレガントで豊かな空間を演出します。
寝室
ベッドはドアから見える位置に配置し、自然光が入るように窓に対して適切に配置します。また、窓などを配置する際はベッドを中心に左右対称(シンメトリー)に配置することを意識すると美しい寝室のインテリアが実現できます。
クローゼットやチェストなどの建具や収納家具やを配置して、衣類や小物を整理整頓します。
バスルーム
機能性やデザイン性の高いシンク、トイレ、シャワーやバスタブの配置を効率よく設置し、収納スペースを確保します。
また、照明や換気をしっかりと考慮し、快適でリラックスできる空間を作ります。
家具の選定
家具選びは空間の雰囲気や機能性に大きく影響するため、慎重に選びましょう。みなさんのライフスタイルや好みに合った快適で美しい空間が実現できるはずです。
家のスタイルに合ったデザインを選ぶ
家全体のインテリアコンセプトやテーマに合わせたデザインの家具を選びます。例えば、クラシックスタイルならエレガントで曲線美を描いたデザイン、モダンスタイルならシンプルで直線的なデザイン、ナチュラルスタイルなら木製の温かみのあるデザインなどです。家具のデザインに統一感を持たせることで、部屋全体がまとまった印象になります。
部屋のサイズに合った家具を選ぶ
部屋の広さに対して適切なサイズの家具を選びます。大きすぎる家具は部屋を狭く見せ、小さすぎる家具はバランスが悪くなります。
家具を配置するスペースを測り、実際に設置した際の動線や使い勝手を考慮します。
機能性を重視する
限られたスペースを有効活用するために、収納付きベッドや折りたたみ式のテーブルなど、多機能な家具を選ぶと便利です。
また、家具の使いやすさを重視し、日常的に使うものは特に注意して選びます。例えば、ソファの座り心地やダイニングチェアとテーブルの高さのバランス、ベッドのマットレスの快適性などです。
素材と耐久性
長く使う家具は、耐久性のある品質の良い素材を選びます。木製家具は丈夫で長持ちし、金属製やガラス製の家具はモダンな印象を与えます。
素材によってはメンテナンスが必要なものもあります。例えば、革製品は定期的な手入れが必要ですが、ファブリック製品は洗濯可能なカバーを選ぶと便利です。集成材ではなく無垢の木材を使用した家具もメンテナンス製に大変優れています。
カラーバランス
家全体のカラースキームに合わせた調和の取れた色選びをして家具を選びます。ベースカラーに合わせて、アクセントカラーを取り入れることで、統一感とメリハリのある空間が作れます。異なる色や素材を組み合わせることで、部屋にスペースの広がりや凹凸を持たせます。
カーテンの選定
カーテンも家具と同様に部屋の雰囲気を大きく左右する重要な要素ですので、慎重に選びましょう。
デザインとスタイル
家全体のインテリアテーマに合わせたデザインを選びます。モダン、クラシック、ナチュラルなど、部屋のスタイルに調和するカーテンを選びます。
シンプルな無地のカーテンはどんなインテリアにも合いやすいですが、ストライプやアラベスク紋様、花柄、幾何学模様などのパターンや、リネンやシルクなどのテクスチャを選ぶことで個性を出せます。
機能性を考える
カーテンにはデザインの他に機能性を重要視する方も沢山いらっしゃいます。以下の3点がポイントとなります。
遮光性
寝室やシアタールームには遮光カーテンを選ぶと、光を遮り、快適な環境を保てます。
断熱性
冬場の寒さや夏場の暑さを軽減するために、断熱効果のあるカーテンを選ぶのも良いでしょう。エネルギー効率が向上し、快適な室内温度を維持できます。
遮音性
外部の騒音を軽減するために、遮音効果のある厚手のカーテンを選ぶと良いでしょう。
カラーバランス
壁や家具の色に合わせてカーテンの色を選びます。統一感を持たせるために、部屋全体のカラースキームに調和する色を選びます。
カーテンをアクセントとして使う場合、部屋のアイテムや他の要素とコントラストをつける色を選びます。
窓のサイズと形状に合わせる
窓のサイズを正確に測り、カーテンの幅や丈を決めます。標準的なサイズよりも大きめに作ることで、遮光性が向上し、視覚的にも豪華な印象を与えます。
特殊な形状の窓や大きな窓には、カスタムメイドのカーテンを検討してください。完璧にフィットするカーテンが手に入ります。
当社ではサイズをしっかりと計測しオーダーメイドでカーテンを製作させていただいております。
照明計画
日当たりを考慮し、自然光を最大限に活かすレイアウトを考えましょう。部屋ごとに適した照明を選びます。リビングは暖かみのある照明、キッチンは明るく作業しやすい照明、寝室はリラックスできる照明など、シーンに合わせた照明計画が必要です。一つの空間に複数の光源を組み合わせる方法。アンビエント照明(全体照明)、タスク照明(作業用照明)、アクセント照明(装飾用照明)の3つの層をバランスよく配置します。
アクセントとディテール
インテリアにはパッと視界に入るようなアクセントやワンポイントアイテムを取り入れる事も大切です。
一面だけ色や素材を変えることで、部屋の印象を引き締めることができ、絵画、写真、植物などを使って個性を出します。過度にならないようにバランスを取ることが重要です。家族写真や旅行先で購入したアイテムなど、自分たちのライフスタイルや思い出を反映させることで、より居心地の良い空間になります。
トレンドやインテリアの実例を参考にする
定期的にトレンドをチェックし、自分たちの好みと合うものを取り入れることで、時代に合ったスタイリッシュな空間を作り出せます。またインテリア雑誌やウェブサイトの実例集などを参考にすることも良いとでしょう。これらのポイントを考慮しながら、自分たちのライフスタイルに合ったインテリアを選んでください。楽しく計画を立てることで、理想的な新築の住まいを実現できるでしょう。
この記事を書いた人
杉山 瑛一 / ウエストハウス・ギャラリー株式会社 取締役
2010年にインドネシア中部ジャワ州にプリンセス家具、姫家具、ロココ調家具をマホガニー材で製作する自社工場を立上げ、オーダーメイド家具を製作する生産システムを構築。年に10回以上行き来し10数年に渡り培ったインドネシア国内のネットワークと現地人の協力により今までお客様のご要望に応じた数々の商品を製作。
2019年に現地法人 PT.SUGIYAMA KAGU INDONESIAを設立。代表就任と同時に現地で就労ビザを取得。
使用言語:インドネシア語、英語、日本語