ソファのダニ退治&予防について解説!発生しにくいソファも
今年も猛暑日が続く厳しい夏で日本で暮らす私たちのライフスタイルに大きな影響を与えます。特に気温が25度以上の湿度が多い環境ではダニが繁殖し少なからず毎日の生活に影響を与える事があります。日常生活で私たちの寛ぎの場所となるソファ。そんなソファにもダニが多く潜んでいる場合があります。ソファにダニが潜んでいると思うと安心して寛げません。放っておくとダニに刺されて痒くなってしまう事もあります。また、ダニのフンや死骸によって、アレルギー症状を引き起こす可能性もあるので、しっかりとしたダニ対策が必要です。
こちらの記事では、ソファのダニ対策についてダニの退治方法と予防法を詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください。
ソファにダニが集まる原因
ダニは特に湿度が高く、温かい場所を好む傾向があります。以下の4つの項目を注視していただきその後のダニ対策の参考にしていただければ幸いです。
ダニは湿度の高い環境を好む
湿度の高い環境はダニの増殖を促してしまいます。湿度が60%〜80%の範囲がダニが繁しやすいと言われ、湿った布団やカーペットの上にソファがある場合、湿度が上がり、ダニが増殖する可能性が高まります。
ほこりや皮膚
ダニは主にハウスダストと呼ばれるほこりの中で生息します。ソファの中にたまったほこりや皮屑は、ダニの餌となります。特に、人間やペットがソファに座ることでほこりや皮屑が増え、ダニが繁殖しやすい環境が整いやすくなってしまいます。
温かく、湿度の高い場所
ソファは通常、人間がくつろぐための温かい場所です。この人肌の温度がダニの活動に適していると、ダニの繁殖が活発になります。湿度が60%〜80%の範囲がダニにとって好ましいとされていて湿った布団やカーペットの上にソファがある場合、湿度が上がりダニが増殖する可能性が高まります。
掃除が不十分
ソファの隙間やクッションの中など、掃除が行き届かない部分はほこりがたまりやすく、ダニが生息する環境を与えてしまっています。また食べこぼしや髪の毛、ほこりなどが溜まりやすい場所はダニの温床になりやすく、被害に困る方が多いです。
ソファのダニ対策の基礎知識
ソファの表面や内側などダニの繁殖活動を防ぐためには以下の3点を行えば効果的です。
定期的な掃除
ソファの表面を定期的に掃除し、ほこりを取り除きます。掃除機やほこり取り用のクリーナーを使用して、隙間やクッションの中のほこりも取り除くことが重要です。
換気と湿度の調整
室内の湿度を下げるために、定期的な換気を行います。室内の湿度が低い場合は加湿器を使用して湿度を調節すると、ダニの増殖を抑えることができます。
ソファのカバーを使用する
ソファにカバーをかけることで、ほこりや皮屑を抑えることができ表面を保護し、汚れやダニの付着を防ぐことができます。カバーは定期的に洗濯して清潔に保ちましょう。
布ソファのダニを退治する方法
布のソファからダニを退治する方法はいくつかあります。以下にいくつかの効果的な方法をご紹介します。
こまめな掃除
定期的な掃除が重要です。掃除機を使ってソファの表面と隙間を徹底的に掃除し、ハウスダストやダニを取り除きます。掃除機には、ハウスダストやダニを捕まえるために不織布で包んだHEPAフィルターを搭載した空気清浄機を購入いただく事もおすすめします。
こまめな洗濯
取り外しが可能なソファのクッションカバーは、洗濯機で可能ならこまめに定期的に洗ってください。ダニは熱に弱く、60度以上の熱にさらされると一瞬で死にます。またダニは50度ほどの熱でも、20~30分ほどさらされ続けることで、死滅します。なので洗濯機に使用する水を高温(60度以上)で洗濯をしてください。ダニを死滅させることができます。洗濯の際には、洗濯表示に従って適切な方法を選んでください。
天日干し
天気の良い日にソファを屋外に出して天日干しすると効果的です。ダニは日光や乾燥に弱く、日光によってダニを退治することができます。ただし、長時間の直射日光は布地を劣化させることがあるため、そのあたりは注意して適度な時間で行いましょう。
布団乾燥機
布製のファブリックソファであれば、ソファを乾燥させるのに便利なのが「布団乾燥機」です。布団乾燥機の形状にもよりますが、ソファにしっかり温風が当たるように使用すれば問題ありません。もし座面が外せるのなら、ソファ本体と座面の間に布団乾燥機のノズルを挟んでもいいですね。湿度の高い時期は頻度を高くして乾燥させることをおすすめします。
布団乾燥機を使うメリットは「乾燥」の他に「温度を上げる」ことがあげられます。ダニは熱に弱いので、ダニの駆除にも効果が期待できます。死滅したと思われるダニの死骸は、アレルギーの原因になるので、掃除機でしっかりと吸い取ってください。
スチームでクリーニング
ダニ退治にはスチームクリーナーを使用することも大変に有効です。スチームクリーニング機を使用して、高温の蒸気をソファに当てることでダニが死滅し除去することができます。
革ソファのダニを退治する方法
革の素材は布よりもダニが付着しずらく、繁殖しにくいと言われていますが対策は行った方が良いです。以下方法を参考にしていただければと思います。これらの対策を組み合わせることで、ダニの発生を防ぐことができます。
定期的に掃除する
基本中の基本ですがダニやほこりを除去する為に定期的に掃除機をかけることがとても重要です。特にソファの隙間やクッションの裏側など、ダニが潜んでいる可能性が高い箇所をしっかりと掃除しましょう。おすすめなのは掃除機のブラシアタッチメントを使って、革ソファの隙間や縫い目を掃除します。ダニや汚れがたまりやすい部分を集中的に掃除することができます。
ソファ表面の掃除
汚れを防ぐために、定期的に革のソファの表面を柔らかい布で拭き取ります。人の肌や衣類が直接触れる場所になる為汚れが付着しているとダニが寄り付きやすくなります。柔らかい布やマイクロファイバークロスを使って、定期的にソファの表面を乾拭きします。これによりダニや埃を取り除くことができます。
ダニ対策スプレーの使用
専用のダニよけ、除去スプレーを使用することで、駆除だけでなく、予防したり増殖を抑えることができます。ただし、使用する際は革の素材に適しているか確認し、取扱いに注意してください。また肌へ刺激が心配な方も注意が必要です。
ソファの湿気対策
ソファの周りの湿気を抑えるために、使用しているお部屋の換気はもちろんの事、湿気取り剤を設置するなどの対策を行うとダニの繁殖を防ぐことができます。
日光に当てる
天気の良い日にはソファを外に出して直射日光に当てて紫外線や夏場の高い温度によりダニや菌の増殖を抑えることができます。
アルコール消毒
75%以上のアルコールを含んだクリーニング剤を使用して、革の表面を拭き取ります。アルコールによりダニや細菌を除去できます。ただし、革の素材によっては耐久性を損なう可能性があるため、事前に目立たない部分でテストしてください。
また、強い薬品を使う場合は革の素材にダメージを与える可能性があるため十分に確認をしてください。
定期的なケア
革のソファは元々、適切なメンテナンスが必要な家具です。専用の革用クリーナーやコンディショナーを使用して革の保湿を行い、劣化を防止することも大切です。
ダニの発生しにくいソファとは
ダニが発生しやすい条件はホコリ、湿気、食べ残しのごみ、髪の毛など様々あります。しかし、日常生活を送る上では全てを防ぐことはとても困難です。ソファーを選ぶ際は、掃除のしやすさ、ホコリや湿気がたまりにくさ、汚れのつきにくさがポイントです。以下ではダニの発生しにくいソファーを選んでみました。ソファー選びの参考にして下さい!
合成皮革で製作されたソファ
布製のソファに比べて素材が固い為、柔らかい生地よりもダニが付着しない傾向があります。ダニは繊維の間に潜むことが多い為、表面が滑らかな素材を選んでいただけると良いでしょう。飲み物や食べ物をこぼしてすぐに拭き取っていただければ跡に残る心配もありません。当社のエレガントでクラシックなこちらのソファは元々のフォルムがエレガントな為、シンプルな単色の張り生地で製作しても十分に美しいインテリアを演出してくれます。
脚の高さがある木製のソファ
ソファの脚が地面から十分に離れていることでソファの下に空間を作り出し、ソファ内部にダニの侵入を防ぐ効果があります。フレンチスタイルのインテリアがお好きなお客様の為に製作したこちらのソファはアンティーク調の塗装を施し、グレージュカラーのフェイクレザー(合成皮革)で仕上げました。座面のクッションは取り外すことができるので十分にお掃除もしていただくことができます!!
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は皆様の日常生活でくつろぎの場所になるソファにおいてこの暑い時期に発生しやすいダニの対策方法をご紹介させていただきました。合成皮革や革のソファならダニが発生しないというわけではありません。しかし、対策をしっかりと行えば布張りソファでも快適に安心してお使いいただく事ができます。ソファを選ぶ際には、素材だけでなく、クッションが取り外せるなど形状にも着目していただければ幸いです。
当社ではお客様のご要望にお応えるしたオーダーメイドの家具を製作しております。ソファにおいてもお好みの素材で製作が可能です。
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