白い家具の黄ばみの落とし方を予防方法とともに解説
白い家具でお部屋をコーディネートするとお部屋が明るく、清潔感も溢れ素敵ですよね。当社は白い家具をメインに様々なデザインの家具を取り揃えております。こちらの記事ではそんな白い家具を長くきれいにお使いいただく為のコツをご紹介していきます。
白い家具が黄ばむ原因
白い家具が黄ばんでしまう原因は経年劣化によるもの、化学変化によるもの、そしてタバコのヤニによるものなど、いくつかの原因が考えられます。
経年劣化による黄ばみ
家具の材料や塗装の品質によっても、黄ばみや変色が起こる事があります。劣質な材料や塗料が使用されている場合、経年劣化が早まることがあります。
化学変化による黄ばみ
家庭内の化学物質や揮発性有機化合物(VOC)が、家具の表面に付着することがあります。これらの化学物質が反応して家具の色を変化させることがあります。
タバコによる黄ばみ
たばこの煙による黄ばみは、室内で喫煙が行われている場合によく見られるものです。たばこの煙に含まれる化学物質や微粒子が、家具の表面に付着し、時間とともに黄色く変色することがあります。これは「たばこヤニ」として知られる物質が原因と考えられます。
たばこヤニは、たばこの燃焼時に発生する煙の中に含まれる成分で、ニコチン、タール、有機物などが含まれています。これらの成分が家具の表面に付着することで、徐々に黄色く変色していきます。白い家具は表面で目立ちやすく、部屋全体の美観を損なうことがあります。
白い家具の黄ばみの落とし方
こちらの項目では家具の黄ばみの落とし方について説明していきます。
経年劣化による黄ばみの落とし方
経年劣化による黄ばみは残念ながら落とすことはできません。
どうしても戻したい場合は同じ色合いの白い塗料で再塗装をすると新品のように生まれ変わります。
メンテナンスには自信を持ってご対応します
当社では大手ハウスメーカーや建材メーカーからの仕事を請け負う塗装工場と提携しております。塗り直しなど、手を施す事で新品で購入した時のような仕上がりになります。
詳しくはこちら
化学変化による黄ばみの落とし方
もし黄ばみが化学変化による場合は酸素系漂白剤を使った落とし方が効果的です。漂白剤の成分が過酸化水素水と漂白活性化剤の2つが入っている必要があります。(市販で購入できるものだとワイドハイター、オキシクリーンなど)
(1)黄ばんでいる箇所に漂白剤を塗ります。
(2)乾燥する前にラップで覆います。
(3)日の光に数時間当てます。
(4)白くなったら水洗いをします。
(5)最後にしっかり乾燥させます。
大きい家具はハケなどで塗り、黄ばみを取りたいものが小さなものであれば漂白剤に直接漬け込む方がいいでしょう。
長時間漬け込んでも黄ばみが取れない場合は材質自体が劣化してしまった可能性が高いです。
タバコによる黄ばみの落とし方
タバコのヤニは酸性の汚れである為、中和する為にアルカリ性の洗剤を使って落とす方法が一番効果的です。アルカリ性の洗剤で一番手軽に使えるのはセスキ炭酸ソーダです。
(1)セスキ炭酸ソーダの粉末を60℃のお湯に多めに溶かします。
(2)①をよく溶かしスプレーボトルに入れます。
(3)ヤニで黄ばんだ場所にまんべんなくスプレーします。
(4)スプレーをしたら乾く前に雑巾などですぐにふき取ります。下から上に向かうようにふき取って下さい。下の方に垂れた洗剤はシミになりやすい為下から上にふき取って下さい。
アルカリ性の洗剤は皮膚にあまりよくないため必ず手袋とマスク付けて作業をして下さい。
長年蓄積されたヤニ汚れはブラシやメラミンスポンジ等を使って軽くこするようにして落とせば更に効果が高まります。
白い家具の黄ばみを防ぐ方法
プラスチック製品などの経年劣化による黄ばみは、なかなか防ぐことができないものですがカバーをかけたり、直射日光があまり当たらないような場所に置くなどして日々のお手入れもこまめにすることを心がけてください。
木製家具のお手入れ方法
こちらの項目では木製家具のお手入れ方法を説明していきます。
木製の家具にはコンスターチ
手垢汚れには油が含まれているので汚れが増し家具が汚く傷んでしまう原因になります。
このような汚れを取る為には一度ついたホコリを取ったあと、コンスターチの粉を乾いた布につけ家具の表面を軽くこすって下さい。ツヤツヤになります。コンスターチの代わりに米ぬかでも代用できます。
白木の家具には豆乳
塗料が何も塗られていない白木の家具は長年使い続けているとくすみが出てきます。
塗料などが塗られていない場合水をとても吸収してしまう性質がある為水拭きは厳禁です。そこで、くすんでしまった白木の家具にツヤをだしてくれるのが成分無調整の豆乳です。豆乳に含まれているタンパク質と脂肪分がツヤだしに効果があるようです。
この記事を書いた人
杉山 瑛一 / ウエストハウス・ギャラリー株式会社 取締役
2010年にインドネシア中部ジャワ州でプリンセス家具、姫系家具、ロココ調家具を製作する自社工場を立上げ、オーダーメイド家具を製作する生産システムを構築。2019年に現地法人 PT.SUGIYAMA KAGU INDONESIAを設立。代表就任と同時に現地で就労ビザを取得。主にオーダー家具とオーダーカーテンの販売、インテリア空間の写真撮影と動画撮影・編集を行う。
美しいインテリアを通して心豊かに、見る人々が幸せな気持ちになれるような写真、動画をインスタグラムに投稿して世の人々と分かち合いを行っている。
使用言語:英語、インドネシア語、日本語