ソファと腰痛には関係が!?腰が痛くならないソファと座り方
ソファを選ぶ時、腰への負担を気にされる方は多くいらっしゃると思います。せっかくお気に入りのソファを見つけても腰痛になってしまっては元も子もありません。この記事では、正しいソファの座り方と腰への負担を和らげられるソファの選び方を解説していきます。
ソファで腰が痛くなるのはなぜ?
ソファを選ぶ時、腰への負担を気にされる方は多くいらっしゃると思います。せっかくお気に入りのソファを見つけても腰痛になってしまっては元も子もありません。この記事では、正しいソファの座り方と腰への負担を和らげられるソファの選び方を解説していきます。
腰に負担がかかる姿勢
腰への負担が大きい座り方として最も多いのが座面の浅い部分に座り背もたれにだらっと座る姿勢です。姿勢が悪いと、腰への負担が増えます。背中が丸まったり、腰を前に突き出したりする姿勢は特に腰に負担がかかります。くつろげる姿勢のように見えますが、骨盤が後ろに倒れてしまっているせいで歪みが生じておりそのため腰に大きな負荷がかかっており、長時間その状態が続くと腰痛が引き起こされることがあります。また、足を組む姿勢は骨盤に負担をかけるため、長時間続けると腰に不快感を引き起こすことがあります。腰の健康を保つためには、適切な座り方と姿勢を意識することが重要です。背もたれがある場合は、背中をしっかりと支えるようにして座り、長時間同じ姿勢を続けないようにすることが大切です。
腰に負担がかかるソファ
硬すぎるソファは、体重が均等に分散されず、腰に圧力がかかりやすくなります。一方で、柔らかすぎるソファも体が座面に沈み込みすぎるせいで正しい姿勢がキープできず腰に不安定な姿勢を強いる可能性があります。姿勢を正しくキープできないソファは、腰への負担も大きくなりやすいので、腰痛が起きやすいと言えます。
腰への負担を和らげるソファの特徴5選
腰への負担を和らげるソファを選ぶためには、適度な硬さと弾力、体圧を分散する、正しい姿勢で座れるよう設計、肩・背中・太ももを支えられる、立ち上がりやすい高さという5つの要素が必要です。
適度な硬さと弾力
適度な硬さは、体重を均等に分散してサポートし、背中や腰を正しい位置に保つのに役立ちます。ソファのクッションや座面に適度な弾力性があると、座った時に体が沈み込み過ぎず、座面から立ち上がる際にも体がスムーズに動きます。また、弾力性があることでクッションが元の形状に戻りやすく、長期間の使用でも形が崩れにくくなります。
腰痛を防ぎたい、悪化させたくない場合は、硬めで弾力があるソファがおすすめです。素材によって硬さや弾力性が異なるため、試し座りをして自分に合った素材を選ぶことが大切です。
体圧を分散
体圧とは、ソファから体の表面に加わる圧力のことを指しています。
適切な体圧分散は背骨の自然なカーブをサポートし、腰の正しい姿勢を保つのに役立ちます。腰部が適切にサポートされていると、長時間座っていても腰への負担が軽減され、腰痛を防ぐのに役立ちます。また、筋肉の緊張を緩和し、腰回りの筋肉に余分な負担をかけることを防ぎます。これにより、筋肉の疲労や痛みを軽減する効果があります。
正しい姿勢で座れるよう設計
正しい姿勢で座れるように設計されたソファは、人間の身体の自然なカーブや姿勢をサポートするように工夫されています。
座るという動作は上半身の体重を全て腰で支えている状態で、立っている時よりも体への負担がかかりやすくなっているので、腰への負担を減らすためには、正しい姿勢で座ることが大切です。
また、ソファの座面の高さと深さは、適切な姿勢を維持するのに重要です。座面が高すぎると足が浮いてしまい、低すぎると膝が曲がり過ぎる可能性があります。適切な座面の高さと深さは、座った時に足を床にしっかりつけた状態で、腰と膝が90度程度の角度を形成するようなサイズ感になります。肘掛けがあれば肘掛けの高さと幅も、快適な座り姿勢に良く効果的です。肘掛けが適切な高さにあると、肩や腕がリラックスして体が休まります。正しい姿勢で座ることができるソファは、腰への負担を減らすことができるので腰痛がある人におすすめです。
肩・背中・太ももを支えられる
座った時に肩・背中・太ももが支えられると腰にかかる体重が分散されます。そのため、腰へ負担が集中することがないので、腰痛がひどくなる事を防ぎます。また、長時間座っていると疲れることはありません。
立ち上がりやすい高さ
立ち上がりやすいソファのサイズは、座った時に膝が約90度の角度に曲がるような高さが理想的です。膝が大きく曲がり過ぎると、立ち上がる際に余分な力が必要になります。逆に、膝が曲がり過ぎないようにすることで、立ち上がりがスムーズになります。ソファに座った時に足がしっかり床につくことが重要です。足が浮いていると立ち上がりにくくなるため、座面の高さを調整して足をしっかりと地面につけることができるようにしましょう。ソファを購入する際には、実際に試し座りをしてみるのもいいでしょう。自分の身長や体格に合った立ち上がりやすい高さを見つけるために、複数のソファを試してみることがおすすめです。ぜひ一度、当社ショールームにも様々なソファの展示があり実際に体感していただけますのでお立ち寄り下さい。また当社ではお客様一人一人の体形やお好みに合わせ、ソファの高さやお好みの生地を使いオーダーメイドのソファを製作することができます。
ぜひ一度お問い合わせください。
正しいソファの腰掛け方
それでは身体に負担がかかりにくいソファの腰掛け方をご説明していきます。適切な腰掛け方を実践することで、腰痛や姿勢の問題を予防することができます。
深く腰掛けて背筋を伸ばすように
最初に、ソファに深く腰掛け軽く背筋を伸ばします。背もたれと座面の間にお尻を押し込むようなイメージで座りましょう。
骨盤を起こすように意識して
『骨盤を起こす』とは、背筋を伸ばして骨盤を立てる事です。背もたれに背中をつけるのはよくありません。せっかく背筋を伸ばして起こした骨盤が倒れてしまいます。
腰はしっかりと背もたれにつけて良いですが、背中は軽く当たっているぐらいで背もたれに寄りかかると良いでしょう。
両足は床についている方が望ましい
両足は膝を直角に曲げて床に接地していると良いです。この形が身体にとって1番自然で無理のない状態になります。
ソファに座って足を組むと骨盤の歪みにつながるのでなるべく組まないように心がけましょう。深く腰掛けて骨盤を起こすという正しい姿勢が取れていれば、足は組みづらくなるはずです。
腰痛持ちの方におすすめのソファ
それでは、腰痛の方にお勧めのソファをご紹介していきます。
ダイニングチェアに近い高さで製作した猫脚ソファ
一枚の座面クッションで製作する場合、型崩れを防ぐ為に固めのウレタンを中材として使用する事が多く座り心地は少し固めに設定しています。
背もたれ近くまで腰を深くかけていただくとふんわりとした背もたれが体を受け止めてくれます。肘もほどよい高さに設定しています。
フレンチスタイルのインテリアにぴったりのソファはいかがですか?
リラックスした姿勢から立ち上がりやすいカウチソファ
背もたれの傾斜、座面高さのバランスを考慮したカウチソファです。
向かって右側の肘掛けに体をあずけても足は床についたままでも座る事ができます。
フレンチシャビーのインテリアにぴったりでリラックスした姿勢のままでも腰を痛めずにかけることができます!